パシフィックテクノス株式会社

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生コントータル管理システム


情報化の進展の中で、コンクリート業界にもさまざまなシステムや装置が導入されてきました。
それらのシステム・装置を、プラント全体の情報活用の視点から再編成してゆくための方向性を提案することが
「生コントータル管理システム」の目的です。


トータル管理の概念


「トータル管理」は、個別のシステム・装置(ここではソフト・ハード一体となったシステムを装置と呼びます)に対する上位概念であり、個々のシステム・装置の持っている可能性を最大限に引き出すための枠組みです。
個々のシステム・装置を連係させて特定の目的のために使用することによって、個別のシステム・装置に比べて一段上の機能と情報管理を実現させます。

「一段上の機能と情報管理」は、個々のシステム・装置の機能、情報管理を統合したネットワークによって実現される機能と情報管理です。
トータル管理システムは〔個別システム〕〔装置〕〔ネットワーク〕という目に見える要素の上に、目的を達成するためのより高度な機能が付加される必要があります。

つまり、高度なシステムには高度な目的が設定されます。


生コントータル管理システムとは


「生コントータル管理システム」は、生コン工場で使用されている〔計量操作盤・骨材供給盤・出荷管理・スランプ管理・GPS配車管理・品質管理・販売管理・経理・生コン協同組合等〕の各システム・装置を、ネットワーク上で結合し、きめ細かいデータ連係と情報の共有を行わせることにより実現できるシステムです。

生コン会社における業務は、受発注業務から始まり、原材料受入、配車計画、計量制御、練り混ぜ、各種伝票発行、品質管理、生コン協同組合とのデータ連係、トラックアジテータへの積込制御、納入現場への輸送・荷卸、環境保全のための回収処理、各種日次・月次処理といった一連の流れで表すことが出来ます。
これらの業務を、個別あるいは一連のグループとしてシステム化・装置化しネットワークで結合することで、個々のシステム・装置ではできなかった高度な処理を実現できれば、生コンプラントの情報活用はさらに進むことになります。

当社は生コン業界に特化したシステムメーカーとして、すべての部分に自社の商品をご提供できる立場を生かして、この課題に積極的に取り組み、「生コントータル管理システム」を提唱しています。

生コントータル管理システムでは、次の各項に特に注意が払われています。
  1. システム・装置間で、入力データ、各種マスタの連携・共有化をはかること
  2. リアルタイム処理からバッチ処理、日次・月次処理の各トランザクションを各々の必要とされる時間タスクに応じて連携できるようにすること
  3. 専門のシステム管理者に頼らないシステム運用が実現できるように、わかりやすい表示と簡単な操作で使用できるように作られていること
  4. 個々のシステム、装置はゆるやかな自律分散系を構成しており、万一あるシステムに障害が発生しても、全体に影響を及ぼすことがないように設計されていること
  5. 顧客のシステム、装置の導入状態あるいは利用目的に応じて段階的に構築を進めていくことができること

トータル管理システム構築のためには次のような技術要件を備える必要があります。
  1. 結合手段(ネットワーク)
  2. データ管理(データベース)
  3. 利用手段(サーバー&クライアント)
  4. その他の属性(必要により)
    リアルタイム処理、マルチクライアント、自動処理(監視・制御等)...
  5. 運用管理(アプリケーション)

生コントータル管理システムの技術的ポイント


生コンプラントでは、製造情報、品質情報、車両運行情報、受発注情報等の情報について、
各々のシステム・装置は分散型の処理を基本としていますが、発生するイベントに応じて統合的な処理を連動させるために、
システム全体の中でバランスを保てるように設計することが重要なポイントです。  

生コンプラントにおける代表的なイベント処理には次のようなものがあります。
  • リアルタイム処理
    計量制御、骨材供給制御、練り混ぜ制御、スランプ制御、GPSによる車両動態情報処理等のリアルタイム処理がマルチに実行されており、制御系と情報系のきめ細かい連係とリアルタイム性を確保できる処理能力が不可欠です。
  • バッチ処理
    出荷管理、配車管理、伝票発行、ロット管理、出荷実績データ管理、GPS車両運行データ管理等のイベント発生に対し、タイムリーなバッチ処理が要求されます。
  • 日次・月次処理
    出荷実績データによる売上・請求処理、支払い処理、各種日報・月報、GPS配車シミュレーションによる配車計画作成等のイベントがあり、情報系の効率の良い連係が重要となります。

生コントータル管理のアプリケーション


現在、生コン会社が確立すべきシステム機能の代表が「品質保証」と「原価管理」です。
前者は社会からの要請である出荷品質に対して十分なトレーサビリティとギャランティを提供するために必要であり、
後者は企業の収益改善をプラントの総合的な運用の中から実現するものです。

この2つの業務課題へのシステム構築は、ここに述べてきた「トータル管理システム」機能によって
より効果的に実現することが出来ます。


生コン品質確保とコスト削減に向けて


生コンクリート業界では当面の課題として、品質の確保とコスト削減が重要視されています。
私たちは「生コントータル管理システム」の枠組みの中でこれらが効果的に解決できるものと考えています。

例えばGPS配車システム、スカイワン-U(詳しくはスカイワン-Uのページを参照)では、輸送時間管理による生コン品質の確保と輸送コスト削減に大きな効果が得られました。
スカイワン-Uは主に出荷管理システムとの連係により効率良く運用でき、独自の配車シミュレーションとGPS配車との相乗効果によって輸送コストの削減を実現できるシステムです。
導入実績では10%以上のコスト削減が確認されています。  

また、コンクリート配合診断ソフト(詳しくはコンクリート配合診断のページを参照)は、配合の適正化による十分な品質確保と原価低減を両立できる画期的なソフトであり、使用されている客先において好評をいただいています。
適正化された配合情報に基づいて出荷管理、計量操作盤と連係動作を行うことによって「生コントータル管理システム」の付加価値がさらに高まることを期待しています。


終わりに


「生コントータル管理システム」は、各業務における目的別の専用システムをシームレスに結合し、上位の目的のために総合的なソリューションを提供するシステムです。
個々のシステム、装置で蓄積される様々な“情報”を目的のために最大限に活用することがトータル管理システムの概念なのです。
これらの“情報”を整理・蓄積・分析し、お客様にとって最大限の効果が得られる効果的なシステム機能を提供させていただきたいと思っています。

生コンクリート業界を取り巻く環境は厳しい状況が続いていますが、わが国の社会基盤を担う重要な産業であり、これから先も役割は変りません。私たちは今後も時代の要求に応えられる良質なシステムを開発し、提供してまいります。   


 


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